昭和女子大学_現代教育研究所_EduMate_Vol1
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アップデートに留まるか?それともアップグレードにまで至るか?(AI)などのテクノロジーの進化に伴大学大学院人間教育学専攻フォーラム)が開催されました。テーマは「待ったなし!ICT活用による授業改革~未来を拓く“学びの場”を創る」です。フォーラムの議論を受け、教育の情報化が拓く学校教育の未来について、改めて考えたいと思います。子ど第も4た次ち産を業ど革う命育のむ時か代?をこ生の時き代る認識たちはICTの利活用による授業改革の本質を見失ってしまいます。近年、oTやビッグデータ、人工知能い、産業構造や就業構造が劇的に変わりつつあります。もちろん、私たちの日々の暮らしも、その影響を受けることは必至です。働き方・暮らし方が大きく変わろうとしている I ◇     (土)に昭(図)を欠いてしまうと、私今、学校における学び方も変わらなければ、学校の存在価値それ自体が揺らぎかねない、ということを理解しておく必要があるでしょう。近代化を担い、支える装置として機能してきた学校は、「かつて」は時代の最先端を走る先進的な存在だったのかもしれません。テクノロジーの進化が各家庭に広く普及し、その恩恵を多くの人々が享受する「前」に、学校はそれらを導入し、子どもたちはそれらに触れ、学ぶ機会が与えられていました。「未来に向けた学び」は学校に行くからこそ経験できていたわけですしかし、第3次産業革命あたりから事態は逆転し、学校はガラパゴス化してしまい、時代遅れの象徴のようになってしまいました。スマホやタブレットはもはや私たちの生活にとっ て「日用品」であるにも関わらず、学校ではいまだに「贅沢品」の扱いにすぎません。ガリ版を削っていた時代が終わりを告げ、コピー機・印刷機やAV機器が開発されたことで、個別化・個性化教育の実現可能性が高まったように、テクノロジーの進化は教えと学びのあり方に新たな可能性をもたらしてくれることは歴史的に証明されています。ただし、私が問いたいのは、教育の情報化がもたらす可能性とその影響は、学校教育のアップデートに留まるのか、それともアップグレードにまで至るのか、ということです。前者の場合、基本は変えずに細かい更新や修正を行うこと、後者の場合、基本部分を含めて大きく変更を施し、より高性能・高機能なものに切り替えることを指します。例えば、各教科の学習において、学力テストで測定可能な基礎・基本の確実な習得とその活用を強調すればするほど、従来のチョーク&ブラックボードによる教科書アップデートに向けてICTは利活用されてしまいます。それでは時間コストの削減や分かりやすさの向上という便益に留まります。情報活用能力調査の結果によれば、「整理された情報を読み取ったり、整理・解釈したりすることはできるが、目的に応じて特定の情報を見つけ出し、関連づけること」など「を」教える授業の教育の情報化が拓く学校教育の未来16     経済産業省(2016)「第4次産業革命による産業構造の転換と人材育成」(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/jinzaiikusei_dai1/siryou5.pdf)*2017年2月14日アクセス和究所女2フ子0ォ大1ー学7ラ年にム2て(第月兼311 第回日10現回代昭教和育女子研

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