昭和女子大学_現代教育研究所_EduMate_Vol1
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桐朋女子中学校・高等学校は、東京都調布市にある中高一貫の私立女子校です。独特な入試から始まり、卒業するまでに経験する学校生活は他の私立女子校とは一線を画しています。一本筋の通った「桐朋教育」について、学校長であり、そして卒業生でもある千葉裕子先生に伺ったお話を踏まえながら、私の母校をご紹介します。桐朋女子には、明確な「建学の精神」はありません(少なくとも私は聞いたことがありません)。代わりに、「こころの健康、からだの健康」というモットーがあります。これは私自身、今でも心がけています。それは、「生きる力」とはバランス感覚だと思っているからです。心と身体、どちらが無理をしても、必ず綻びが生じます。正しく、まっすぐに生きるためには、物事を様々な視点から見ること・考えること、そして全体を俯瞰し、バランスをとることが肝要だと思っています。更に、千葉先生は「人間力」として、志の高生からのご指導の中では、情報をよく整理すること、出来事をきちんと振り返ること、相手の立場に立ってみること、そして自分自身の考えをきちんと言葉にして伝えることをくり返し言われてきました。それらが実は「人間力」を鍛えるためだったのだと、大変お恥ずかしながら、今回初めて理解しました。1941年、山下汽船株式会社社長の山下亀三郎氏の寄付金を基に創立された山水高等女学校から始まる。戦後解体の危機に陥るが、関係者の尽力により、桐朋女子中・高等学校として再生され現在にいたる。中高一貫教育を活かしたブロック制や、通知表の廃止、面談による成績伝達などを実践しており、工夫と改良を重ねながら、その特色ある教育を発展させ続けている。各学年には紫、緑、黄、赤、青、白の6色の学年色が定められています。この6色は、校章に用いられている桐の花の紫、その桐の花が育つために必要な緑の葉、黄色い土、赤い太陽、青い空、白い雲に由来するとも言われています。 お互いを学年色で認識するので、その学年を指すときには学年色で呼びます。例えば、先輩のことは「紫の方」、後輩のことは「紫の子」といった風に。 順番に巡ってくるものですから、必ずしも自分が好きな色の学年に所属できるとは限りません。私も自分の学年色はあまり好きな色ではありませんでした。しかし、卒業するころには自分の学年色にかなりの愛着を持つようになり、気が付くと身の回りのものが学年色であふれていました。2学年を1つのブロックとして考えて、A,B,Cの3つのブロックに分けられています。18Point学年色Pointブロック制お学っ年し主ゃ任ってといしたてと可思愛いがまっすて。い千た葉だ先き生まにしはた6が年、間先、さが、重(要物と事おを考)え受でけす入がれ、るそ幅れ、は思私考のの在深学さ中のか3らつ  ◇ 〔今回の学校〕学校法人桐朋学園桐朋女子中学校・高等学校(東京都)Aブロック(中1・中2)毎日元気いっぱいに、スポンジのように新しいことを吸収します。Bブロック(中3・高1)中学生から高校生へ、お互いを認めあい、成長させあいながら過ごします。Cブロック(高2・高3)自分がどんな大人になりたいのか、日々よく考え、自分の道を選択します。

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