昭和女子大学_現代教育研究所_EduMate_Vol1
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その特色ある教育方針から、「桐朋女子は自由な学校である」と思われがちです。しかし、その学校生活には必ず「参加」が求められます。勉強も行事も部活も、全てに全力投球の学校ですから、それはある種の強制力をともなっており、そういった意味では自由が無いと感じていた卒業生もきっといたはずです。ではなぜ、桐朋生は自由であると言われるのか。それは、「自分と他人は違う」ということを理解し、それぞれが持つ性質や考えを否定することなく、自然にお互いを受け入れあえる環境の学校だからかもしれません。学校生活の中では、与えられた選択肢の中からそれぞれが自分自身で考え、選択をする場面が多くあります。その結果、お互いがどんなに違う道と選ぶとしても、それを否定すること、されることはありませんでした。同じ学年色の生徒であっても、みんなが同じ「色」ではなく、それぞれが少しずつ違う「色」を持っから段々調和して、最終的に1つの「学年色」としてまとまっていきました。日々の中で、生徒たちは同級生たちの個性に触れ、様々な考えを知り、そしてお互いを受け入れることを学び、その結果、個性がキラリと光る「自分だけの色」を見つけます。桐朋女子は、その6年間で自分の「色」を、より鮮やかに、より深みのある色に育てていく学校です。桐朋生は「自由」なのか◇本村梓弓(昭和女子大学職員。桐朋女子中学・高等学校64期 赤 卒業生。) 20〔学校長 千葉裕子先生 に伺いました〕「これからの女子教育について、どのようにお考えですか?」    間ていでまゆすっく。り私との混学ざ年りも、合そい、れぞ時れにの分離「赤し」てが、6そ年れ女子は『産む』という選択ができるので、『母になる』という道も無視できません。子育てをするだけが人生ではない状況の中で、それでも『母になる可能性がある』ということは常に意識しています。やはり、こころの健康、からだの健康です。そして、自分がどう生きるかということについて、社会の状況の変化に柔軟に対応しながらも、自分の人生をしっかり歩んでいける人を育てる教育が必要かなと思います。ただ、自分のことだけではなく、女性がそういった人生を作るための『環境』はどうか、といった点にも目を向けられる力もつけないといけないと思っています。

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